東洋医学の特徴

治未病の考え方(病気の前段階を治療できます)

文字のごとく「未だ病まざるを治す」ことです。
病気の発症の予兆を知り早期に治すことが大切です。

健康の程度には、高い状態から低い状態まであります。
健康の低い状態が続くと病気になります。したがって、健康を高い状態にすることが病気の予防になります。

西洋医学では、自覚症状があっても検査では異常が見つからないことがあります。
その場合、不快症状を自覚しながら健康の低い状態が続きます。その結果、病気になるわけです。

不快症状とは「体のサイン」です。それに気づき行動することが治未病になります。

東洋医学の診かた

自然哲学にあり、人体を一つの有機体としてみます。
臓腑の調和や平衡を重視します。

自然治癒力を高め、個人差を重視します。
治療にはいろんな方法がありますが、次のようなとらえ方で治療を行います。

1.陰陽のバランス
身体の冷えと熱(ほてりやのぼせなど)のバランスをみます。

2.気血水のバランス
元気(原気)の程度や、血のめぐり具合、水(津液)の滞りの有無をみます。

3.臓腑のバランス
臓腑間の調和がとてれているかみます。

4.鍼灸治療
すべてのバランスをみながら、経絡や穴を使い治療します。