東洋医学の世界 鍼灸を身近に~西荻窪から発信~
前回のブログで朝食の重要性をお伝えしました。問診の中で最も気になったのが、朝食のタンパク質不足でした。
タンパク質は、血液や筋肉・皮膚・内臓・ホルモン・免疫など、身体の構成成分として非常に重要です。
朝は時間がなく起きれない、お腹がすかない方もいらっしゃると思います。しかしながら、朝食を摂ることのメリットは健康に直結していきます。
今の健康を維持することは、これからの健康を維持します!今から生活習慣を見直し、できるところから改善してみてはどうでしょうか?
注)これ以降の内容は、基礎疾患があり、食事制限が必要な方向けの内容ではありません。治療上、制限が必要な方は引き続き管理栄養士よりアドバスをいただいてください。
・食べていない方→バナナ1本から始めてみる!手間も時間もかかりません!
・パンとコーヒーだけの方→パンにチーズをのせて、プチトマトをプラスする!→糖質・タンパク質・ビタミン・食物繊維と栄養素がふえました!
・おにぎり1個の方→前日のおかずをお皿に少しとりわけ朝食用に残して、朝に一緒に食べる!バランスが改善され栄養の吸収がよくなります!
上記は理想的な朝食ではありませんが、少しでも改善を図るための方法です。実際にはどのくらいの栄養をとるべきか、年齢や活動量、仕事、
運動量によっても異なります。
今回は不足がちな、タンパク質を中心に考えた食事内容のイラストでご紹介します。
タンパク質は体重1キロ当たり1gを摂取することが良いとされています。
体重60キロの方であれば、1日60g 1食に20gのタンパク質をとることになります。1つの食材からタンパク質を多く摂るより、動物性たんぱく質や
植物性たんぱく質を組み合わせると、栄養素の種類が多く摂れて吸収効率にもつながります!朝食に卵、納豆、練り物、鮭、豆腐などを活用すると
タンパク質が効果的に摂れます!吸収を良くするためには、緑黄色野菜を一緒に食べるとさらに良くなります!
是非、できることからスタートしてみてください!
<和食のタンパク質量>
ごはん普通盛り(150g)3.8g、鮭切り身1切れ(80g)17g、豆腐1/4丁(80g)5g→合計25.8g
この朝食の場合、イラストの豆腐は除いても十分タンパク質がとれます。
<洋食のタンパク質>
6枚切り1枚5.3g、卵1個6g、牛乳200㎖6.8g、ベーコン2枚5.2g→合計23.3g

