東洋医学の世界 鍼灸を身近に ~西荻窪から発信~

今回は気・血・津液(水)の簡単なイメージと(原気または元気)について、お伝えしていきます!

気、血、津液は身体を維持する上欠かすことのできない物質です。気は生命活動の源です。血は栄養分有し気のはたらきを受けて全身に栄養を送ります。津液は体の水分意味し気や血とともに身体を構成します。これらが互いに助けし合い、バランスが取れている状態が健康です。

<気の性質や特徴>

・気は全身に分布し、血の運行を促進します。呼吸や心拍、発声なども関係します。また、血管に入り全身をめぐり、臓器の活動を支えます。

・気は活動性が高く、上下左右な斜めなどいろんな方向に動きまわります。外から入る邪(風邪など)の侵入を防ぎ、全身を温めたり、汗を出したりします。昼間は身体の表面に、夜間は体内を移動して身体を守っています。

<気をイメージする>

皆さんも友人や知人に会った際、「元気だった?」と声かけしたことはありませんか?声掛けとともに、その方のお顔を見ると思います。

目の輝きや皮膚の状態、表情、顔色なども見ることでしょう!?

元気な方は、目に輝きがあり、目元がぱっちりと開き、肌にもツヤがあり顔色が良いです。

元気のない方は、視線が下がり、うつむき加減で、顔色も悪くツヤがありません。

これは、原気(元気)のはたらきが低下して起こる、気の失調です。気を動かし、元気を取り戻すには、バランスのとれた食事適度な運動、睡眠が重要です。これでも改善しない場合は鍼灸を是非、試してみて下さい!!

次回は気の病についてお伝えします。